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ダイヤモンドの選び方 ~鍛造指輪のこだわり① 2/9

2018年1月4日指輪

 

■ダイヤモンドの選び方をご存じですか?

婚約指輪というとその多くは、きらびやかなダイヤモンドがしっかりとした枠にはめ込まれています。

婚約指輪の選び方は、このダイヤモンドと枠の選び方だと言っても良いのですが、まずはダイヤモンドそのものの選び方です。

ダイヤモンドの善し悪しを決める評価として一般に知られているのは「カラット」です。
これは大きさではなく宝石の「質量」、つまり重さを表す単位で、1カラットが0.2グラムに相当します。   一円硬貨がちょうど1グラムですから、0.2グラムといえばその5分の1。ずいぶん軽々しいな、と思われるかもしれません。
ことに宝石にはあまり縁のない男性諸氏はそうでしょう。ですが実際に1カラットダイヤモンドといえば、かなりの大きさがあります。カッティングのしかたによって少々の違いはありますが、指輪にしたときの存在感は抜群。ダイヤモンドに限ったことではありませんが、宝石はやはり「大きさ」が、その魅力を左右する大きな要素です。

ですがカラット以外にも、ダイヤモンドの善し悪しを測る物差しはあります。
それが、すでに皆さんご存じの「4C」です。これは「4つのC」と言われ、ダイヤモンドを選ぶときのポイントとされている要素です。

まずはカラット(Carat)。これはすでにお話ししたように、ダイヤモンドの質量、つまり重さを表します。

次にカラー(Color)。これはその名の通りダイヤモンドの色味を表す尺度です。無色透明を最上級のDランクとして、黄色(あるいは茶色)がかっているものを、その程度によって「E、F、G……Z」とランク分けしたものです。

三つ目のCはカット(Cut)で、これはカッティングの状態を表します。4Cの中で唯一、人間の技術が評価される要素で、ダイヤモンドの素性もさることながら、そこにどれだけ精緻なカッティングを施すことができたか、という職人に対する評価でもあります。

最後の要素は透明度(Clarity)で、石の内部にある傷や亀裂、あるいは内包物の大きさや数などによって決められます。   ダイヤモンドは天然のものですから、わずかな傷や亀裂、石の中に取り込まれた小さな異物が、どうしても発生してしまいます。それを評価するのがこの項目です。

この「4C」は各項目ごとにグレード分けされた国際基準の評価法であり、ダイヤモンドの鑑定書には必ず各項目についての評価が記載されています。ですが、グレードが同じならばダイヤモンドの品質も同じかというと、必ずしもそうではありません。

さらに言えば、ひとつのダイヤモンドに対して複数の鑑定機関が別々の評価を下す、ということも実際にはあるのです。

実例を挙げましょう。ここでご紹介するのは、ひとつのダイヤモンドに対して、A社とB社、ふたつの鑑定機関に鑑定を依頼した結果です。

 

A社 カラット/0.305 カラー/G クラリティ/SI1 カット/GOOD

B社 カラット/0.306 カラー/F クラリティ/VS2 カット/VG

 

質量を示すカラットは微妙な差ですが、他の評価に関しては、B社のほうがすべてにおいてワンランク上の評価を下しているのが判ります。つまり鑑定書は絶対のものではない、ということです。

「じゃあ、いったい何を頼りにしてダイヤモンドを選べばいいの?」 そう思われるかもしれませんね。

大丈夫です、心配はいりません。20年、30年後になっても「ああ、このダイヤモンド、この指輪にして良かった」と思われるような、そんな婚約指輪の選び方について、ご説明しましょう。

 

■Carat/カラット ダイヤモンドの重量を表すもので、1カラットが0.2グラムに相当します。カラットの数字が大きければ、それだけダイヤモンドも大きくなります。

■Color/カラー ダイヤモンドの色味を表します。無色透明を最上として、イエローやブラウン、グレーなどの色味がどの程度混じっているかを示します。

■Cut/カット ダイヤモンドの切削加工の評価です。対称性や研磨の状態なども評価対象になります。ダイヤモンドの輝きに大きく影響する要素です。

■Clarity/クラリティ 透明さ、清澄さを表します。石の内部や表面に傷や割れ、内包物がどの程度あるかを表し、これら「余計なもの」が一切ないものを最上とします。