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感謝を込めて10周年記念リング 

神戸旧居留地店 結婚指輪物語 2025年9月3日
感謝を込めて10周年記念リング のサムネイル

結婚指輪物語
これからもヨロシクね

3月末、とてもニコニコされたご夫婦がご相談にいらっしゃいました。

ご相談の内容は『結婚10周年リングを造りたい』とのこと。

TANZO.ではご入籍〇〇周年記念に、お互いの感謝を込めて、記念リングのご相談にいらっしゃる方が少なくありません。

また、ご主人様と奥様が記念のリングを造りたい理由はもう一つありました。

 

『指のサイズが・・・』

 

ご来店の際、ご結婚指輪(他社様製)をお着けになられていたのですが、お二人の薬指を見て、ギョッと驚いてしまいました。指輪が指に食い込み、サイズがとてもキツそう・・・痛々しいほどでございました。しかしながら、稀なパターンではございません。

ほとんどの方が指輪という物を着けるのは初めての当時。

指輪を着用すれば、一度たりとも外したくない、外してはいけない、と考えられる方もいらっしゃいますし、『お客様のサイズは、〇号ですね』と言われると、そのサイズが何十年経っても、自身にとって適正と考えるのも至極当然です。

 

10周年記念リングを造るにしても、もちろんサイズの再計測が必要なのですが、ご結婚指輪を外していただくと、お二人の薬指は指輪をつけていた箇所が指輪痩せ現象(指の一部分が細くなる)・・・もとい、指輪凹み現象と言っても過言ではないくらいでございました。

 

指の根元が凹んだままの現状では正確なサイズは測れない。

折角の10週年記念リング、造って本当に良かった!と思っていただきたい。

 

そこで、より正確にサイズを測る為に、TANZO.オリジナルサービスのリハーサルリング(入籍指輪)の併用しながらのスケジュールをご提案させていただきました。

 

お二人にご提案したスケジュールはこちら。

・ご結婚指輪を外していただき、一定期間指輪を着けず、薬指の凹みを回復させる

・改めてサイズ測定をしてから、リハーサルリングを製作

・リハーサルリングにてサイズ感を再確認してから、無理のないサイズでご結婚指輪を造る

 

上記のご提案に、ご主人様と奥様も『それなら安心出来るかも!』とご満悦。

また、10周年記念リングのデザインもお好みをヒアリングさせていただき、サンプルリングをご着用いただきましたところ、一目惚れに近いスピードで決まりました。

10周年記念リングに関わらず、指輪のデザインを決めるにあたって熟考していただくのはもちろん、ご自身の直観を信じてデザインをお決めいただくのもベストな選択でございます。

 

そしてご結婚10周年を飾るに相応しい完成した記念リングがこちらです!

(左:ご主人様/右:奥様)

 

全周鏡面の槌目加工デザインでございます。

指輪を見る角度が変わるだけで表面がキラキラと輝き、宝石を入れずとも程よい美しさは男性にも人気があります。

また、TANZO.の槌目加工は面(槌目)を一点一点加工しておりますので、風合いは同じでも、同じ構成の面を持った指輪は存在いたしません。だからこそオーダーメイド感があり、味わい深いデザインの一つでございます。

ご納品させていただきました際は、ご主人様、奥様ともに『おおっ!』『すごっ!』と大喜び。

また、奥様は『(サイズについて)ちゃんと入るかな?』とご不安なご様子でございましたが、リハーサルリングでサイズを試した甲斐あって、サイズ感もご納得の様子でございました。

 

更に内側に刻まれた刻印を見たお二人の表情には、今までのご苦労や感謝、変わることのない絆などの感慨深さが浮かんでおりました。

絆を紡ぐご婚約指輪・ご結婚指輪から、お互いに感謝し、再び誓い合う【記念リング】。そのお手伝いをさせていただきましたこと、本当に光栄でございました。

今後のメンテナンスにて、ご主人様と奥様のニコニコが指輪に映るよう、しっかりとお磨きをさせていただきます。