結婚指輪物語
離れていても心は共に！
以前ご結婚指輪をご担当させていただきましたお客様から久しぶりにご連絡をいただきました。
「ご結婚指輪のメンテナンスかな？」と思いながら迎えた当日、ご来店くださったのはご主人様お一人でございました。
「実は5月に子供が生まれることになりまして、今回はその子のためにベビーリングを用意してあげたいんです。」
「自分は海外単身赴任中なので、帰国した今しかないと思い来ちゃいました！」
ご出産時に共に過ごすことができないご主人様からの、生まれてくるお子様、そして奥様への最大級のサプライズのスタートです！
ベビーリングって実物を見ると、本当に本当に小さくてかわいらしくて、加工も難しいのですが、ご主人様は「出来るだけ妻の指輪と同じデザインにしてあげたいな～」と。
早速お二人のご結婚指輪作製時の資料をとりよせます。
「線が細すぎるので、スターダスト加工が難しいならマット加工で代用して。」
「線が多すぎるなら、ベビーリングは左右2本ずつにしてもＯＫですか？」
職人と相談を繰り返し、海外へ戻られたご主人様ともメールのやり取りをし、加工を進めてまいります。
最終的にご希望はすべて叶い、お二人のご結婚指輪を彷彿とさせる、世界に一つのベビーリングが完成いたしました。
5月生まれのお子様を象徴するエメラルドの横に、お父様、お母様のお誕生石であるサファイヤとシトリンがそっと寄り添います。
中々お会い出来ないこととは思いますが、ご主人様の、お子様、そして奥様への「見守っています。」という気持ちがとても伝わってくる指輪となりました。
こちらがお父様、お母様のご結婚指輪の写真です。
3本並べてお写真を撮れる日が早く来ると良いですね！
(※3本の統一感すごくないですか！！？)
