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鍛造加工法である型鍛造と自由鍛造の違いとは

2019年4月16日指輪

鍛造とは、指輪の素材となる金属に強い圧力をかけて美しい結婚指輪を作る加工方法です。金属には、叩いたり曲げたりすることで硬くなる性質があります。
金属を鍛えることで傷がつきにくく、変形しにくい結婚指輪を作ります。
鍛造加工法は、型鍛造と自由鍛造があります。鍛造加工法のひとつである型鍛造と自由鍛造の違いについてご紹介します。

型鍛造について
型鍛造で結婚指輪を作る場合ですが、まず平らにならした金属をドーナツ型に抜きます。ドーナツ型の金属の形を整えて、リング状にします。この製法では、ドーナツ型の金属から作られるため、結婚指輪につなぎ目ができないのが特徴です。
結婚指輪の形になった金属の表面に、ジュエリー職人が装飾やデザインをつけていきます。最後に、結婚指輪をやすりなどで磨きあげることによりツヤを出せば完成です。

自由鍛造について
自由鍛造で結婚指輪を造る場合は、金属を叩き伸ばして棒状にします。金属は硬いので、結婚指輪の形にするために熱してやわらかくしてから行うことになります。
棒状にした金属を丸めて端と端を接続すれば、丸い結婚指輪の形に仕上がります。
最終的に結婚指輪をやすりなどで磨きあげてツヤを出したら出来上がりです。

型鍛造向きのデザイン
型鍛造で作られた結婚指輪は、つなぎ目のないなめらかなラインであることから、直線的なストレートタイプのデザインの結婚指輪を造るのに向いています。
ストレートタイプはデザインを太くすると男っぽい印象に、細いデザインにすると結婚指輪をつける人の指を華奢に見せてくれます。結婚指輪の太さを加減することでも、仕上がりのイメージが違ってくるでしょう。

自由鍛造向きのデザイン
型鍛造が、ストレートタイプのデザインの結婚指輪作りに向いているのに対して、自由鍛造の方は、S字タイプやV字タイプなどの曲線のある結婚指輪や複雑なデザインに向いていると言われます。
波うったようなデザインのウェーブタイプの結婚指輪は、女性らしいやわらかい印象を与えます。ストレートタイプのデザインだとシンプルすぎると思われる場合は、デザインに変化のあるウェーブタイプの結婚指輪のほうがよさそうです。また、V字タイプの結婚指輪には指を長く見せる効果があるため、指が太いことを気にされている方におすすめです。

作り方には大きな違いがある
型鍛造と自由鍛造の違いについておわかりいただけましたでしょうか。
一見したところ、どの結婚指輪も同じような製法で作られているように思われがちですが、作り方に大きな違いがあります。型鍛造は、強度重視の方に、自由鍛造はデザイン性を求める方に向いているでしょう。結婚指輪の作り方の豆知識として覚えておいていただければ、何かの場合の参考になるのではないでしょうか?