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鍛造の種類とは

2019年4月11日鍛造製法

鍛造加工は金属加工方法の中で最も優れた加工方法と言って良いでしょう。
そして、その優れた加工方法である鍛造加工にはいくつかの種類がありますが、その種類はどのようなものがあるのでしょうか?
鍛造加工の方法は大きく分けて二つありますが、ちょっとした加工方法や温度などの違いで区別するのであればその方法は数十種類にまで及びます。
ここではそんな鍛造加工の大まかな種類から少し細別化した種類までを簡単にご紹介させていただきます。

鍛造指輪の加工方法の種類
まず初めに鍛造加工という金属加工方法は元になる金型を使用する方法と、その金型を使用しない方法との二通りに分かれているということを知っておいて下さい。
それでは、まずこの二通りの方法がどのような方法なのかをご説明させていただきます。

まずは金型を使用する加工方法ですが、名称は型鍛造と呼ばれております。
この型鍛造は、簡単に言ってしまえば、金型に元の素材を入れ、専用の機械で押し潰し、その金型に合わせて作った形の金属製品を作る方法です。

この型鍛造のメリットとして挙げるとすれば、金型を使用することで、生産方法が容易となり、既製品など量産に向いている鍛造加工方法として適していると言えるでしょう。
また、金型を使用しての製法ですので、加工精度も非常に高く、また量産に向いているという点からすれば、とても生産効率が良い方法と言えるでしょう。
ただし、デメリットとして挙げるとすれば、コスト面です。
金型を使用するということは、その金型をまず作成するという工程が含まれるため、少ロットの製品ではそのコストが回収できず、その点は難点です。
従って、その金型製作の費用を回収しやすい大量生産にこの型鍛造は向いているのです。

鍛造加工の方法の一つとして、型鍛造と呼ばれる方法をご紹介させていただきました。
もう一つの自由鍛造方法とは一体どのような方法なのでしょうか?
自由鍛造方法は、型鍛造方法で使っていた金型を使用していません。
つまり、金型を使用して金属を形成するのではなく、ハンマーや金敷きと呼ばれる工具を利用して、金属を加工していきます。

この自由鍛造方法で最も分かりやすい具体例が日本刀です。
日本刀は、その性質上、金型では作ることが難しく、自由鍛造方法で昔から制作されている金属加工品の一つです。またこの日本刀以外の金属加工品を挙げるとすれば、船舶用のクランク軸や発電用ターピンローターなどが挙げられます。
このように自由鍛造方法では、型鍛造方法では製造が難しい、一品生産に適している方法だと言えるでしょう。

鍛造方法は加工温度でも細分化される
ここまでは鍛造方法を大きく二つに分けてその加工方法をご紹介させていただきましたが、大きく分けて言えば、型鍛造方法と自由鍛造方法がこの鍛造方法なのですが、細分化すると加工温度などでもその方法を分けることができます。

例えば、熱間鍛造と呼ばれる方法では材料を約1100度~1250度まで高温にしてから加熱し、柔らかい状態で加工することによって、大型製品などを作り出すことができます。
また、熱間鍛造とは異なり、材料を常温で加工する冷間鍛造という方法もあり、この冷間鍛造は熱間鍛造に比べて、より高い精度が可能となり、仕上がりも表面が非常に滑らかな仕上がりとなります。

鍛造方法の種類は大きく分けて二つあります
金属加工方法の一つとして、鍛造方法がありますが、この鍛造方法には大きく分けて二つの種類があります。それが、型鍛造方法と自由鍛造方法と呼ばれる方法です。
前者は金型を利用して製造しますので、大量生産などに向いており、後者は金型を使用しないので、一品生産に適しています。
またその他にも加工温度などでも鍛造方法は細かく分けることができます。