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結婚指輪の選択を鍛造、鋳造、フルオーダーメイド、パターンオーダー、既製品どうしますか?⑧

2018年1月4日指輪

■既製品とオーダーメイド、どちらがいい?

 

指輪(結婚指輪、婚約指輪)の二種類の方法についてご理解いただけたところで、それと関連する問題を考えてみましょう。既製品とオーダーメイド品、いったいどちらが良いと思われますか?

 

「そんなの決まってるじゃないか。オーダーメイドの方さ」

ところが、そう言い切ることもできません。既製品には既製品の、オーダーメイドにはオーダーメイドならではの長所があります。また近年では「パターンオーダーメイド」という手法も増えています。これは素材・デザイン・仕上げ加工・石留めの方法などを、それぞれいくつか用意されたパターンの中から選択するという方法です。完全なオーダーメイドほどの自由度はありませんが、既製品よりはオリジナリティを出せる、という特徴があります。

 

2種類の製造法と3種類のオーダーパターン。それぞれどのようなものなのか、ひとつずつ見ていくことにしましょう。

 

◎鋳造/既製品

大部分のジュエリーが当てはまるところです。短時間で同じものを大量に作れますので製造コストが安く、その分価格を抑えることができます。ファッションリングにはぴったりの方法でしょう。

 

ただし強度があまり高くないことや、同デザインの指輪が大量に出回っていることを考えると、婚約指輪や結婚指輪としてふさわしいかどうかは、判断の分かれるところです。

 

◎鍛造/既製品

そのほとんどは型鍛造で作られていますので、既製品といってもかなり高い強度を持ちます。デザインの自由度はまったくありませんが、既製品ですから、そこは妥協するしかありません。

 

◎鋳造/パターンオーダー

いくつかの選択肢を組み合わせ、自分好みの指輪を鋳造法で作ります。これは、選択肢の組み合わせパターンの数だけ型を用意しておき、その都度作る、という方式です。フルオーダーよりも安価にできる、というところが魅力ですが、やはり強度の点では見劣りしてしまいます。

 

◎鍛造/パターンオーダー

やり方は「鋳造・パターンオーダー」の時と変わりません。ただ、幅やデザインがある程度絞られているため、オーダーメイドのように「どのようなデザインにするか」で打ち合わせを重ねる必要がありません。ですがいくつかの決められたパターンの中からの選択になりますので、どうしても画一的なデザインになりがちです。型鍛造で作りますので、強度は充分です。

 

◎鋳造/オーダーメイド

お客様との打ち合わせを重ねてデザインを決めたら、ワックスと呼ばれるロウ材で指輪の模型を作ります。これを原型として型を取り、鋳造法で製作します。

フルオーダーといいながら比較的短期間ででき、デザインの自由度が高いのが特徴です。また原型を保存しておけば、後から同じものを複製するのも簡単です。

とはいえ鋳造法ですので、鍛造法と比べると強度が落ちるのは仕方のないところです。

 

◎鍛造/オーダーメイド

職人の手による自由鍛造はデザインの自由度がきわめて高いうえ、手作りならではの繊細で美しい仕上がりが得られます。まさに「世界でひとつの指輪」という満足感がありますし、強度も充分。婚約指輪・結婚指輪としては、これ以上にふさわしいものはないでしょう。

 

ただし熟練の職人が一つ一つ手作りで仕上げていきますので、できあがりまでに時間がかかるというのが難点です。それを除けば、指輪の製造法としては最高峰のものといえます。

 

またTANZOにおいては、型鍛造に職人が手作業でオーダーメイド加工を施す独自の手法「TANZO basic」もご用意しています。自由鍛造と比較するとデザインの自由度は限られますが、型鍛造ならではの高強度の指輪を作ることができます。

 

このように、製造法とともに「既製品かオーダーメイドか」の違いによって、できあがる指輪の特徴もさまざまです。それぞれの特徴を理解したうえで、最適な選択を心がけてください。