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宝石業界裏話(29)【着色したダイヤモンド】

2017年12月29日宝石業界裏話

ダイヤモンドには、すべての色があります。

無色、パープル、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、

ブルー、ヴァイオレット、ブラウン、ホワイト、グレー、ブラック

すべて、天然カラーです。

無色、イエロー、ブラウンは数多くありますがその他の色は稀な色になります。

稀な色は着色したものがほとんどです。

着色の方法には2つあります。

  1. トリートメント
  2. コーティング

(1)のトリートメントは色が落ちたりの心配はありませんが、

(2)のコーティングは超音波洗浄機などでの洗浄で色が落ちたりしますので

取り扱いには慎重を要します。

【ブルー】

販売されているブルーダイヤモンドの99%以上は着色です。

天然のブルーカラーは大変稀少で桁が2ケタ位変わってきます。

着色ブルーをナチュラルブルーだと信じてご購入される方が数多くいらっしゃいますのでお気をつけ下さい。

着色ブルーには濃い青系と淡い水色系と2色あります。

ブラウン系のダイヤモンドに着色すると濃い青になり、無色系のダイヤモンドに着色すると淡い青(水色系)になります。

この水色系は“アイスブルー”とも呼ばれています。

ブラウン系のダイヤモンドの方が、無色のダイヤモンドよりはるかに安いので同じ着色ブルーでも濃い青系ダイヤモンドの方が水色系よりも安くなります。

【ピンク】

ピンクダイヤも人気がありますが着色も数多く出回っていますので注意が必要です。

天然ピンクは、無色ダイヤモンドの約10倍の金額になります。

さらに、ピンクのカラーには『コーティング』のダイヤモンドが数多くあります。

着色か、天然色かは、見た目では判断できません。

鑑別機関に鑑別書を発行してもらう事をお勧めいたします。