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入籍指輪Ⓡとは? TANZOが考える理想の結婚指輪

2018年1月23日指輪

「挙式の日」以上に大切な「入籍の日」

ここ数年というもの、「入籍日」にこだわるカップルがとても増えています。結婚式の日程以上に、「婚姻届をいつ出すか」にこだわりを持ち、大切に考えるのです。TANZOでは、ご来店いただいたお客様にさまざまなアンケートをお願いしているのですが、その結果を見ると「入籍日にはこだわりがある」という方は、なんと93.5%。ほとんどの方が「この日に入籍したい」というこだわりをお持ちなのです。

 

こうしたお気持ちは、とてもよく解ります。

婚姻届を出すと、その日からお二人は晴れて夫婦となります。社会的にも法的にも夫婦として認められ、新しい戸籍を作り、新しい生活を始めることになります。

 

それまで、それぞれが歩いてきた道のりがひとつになり、ともに歩き始める日。それが入籍日なのです。

 

「だから、二人の記念日に入籍したい」──。こう考えるのは、しごく当然のことでしょう。

 

そもそも、結婚式の日程はお二人の思い通りに決められるものではありません。式場の予約状況もありますが、何より招待するゲストの都合を考えることが必要です。平日の挙式はもちろん、夏休みや大型連休中などは、ゲストが列席しにくいものですし、年末年始や年度末など、世間が忙しく慌ただしい時期も、避けたほうが無難でしょう。そうなると挙式の日程はおのずと限られてきます。

 

ですが入籍日には、そうした制約がありません。希望の日に役所へおもむき、届けを出せばそれで良いのです。ほとんどの自治体では土日でも受付窓口を開いていますし、時間外でも書類を預かり、翌日に受理処理をしてくれます。二人が出逢った日、初めてデートした日。そうした「二人の記念日」に、入籍することができるのです。

 

入籍日にこだわる方が増えつつあるのは、こうした事情もあるのでしょう。

私たちTANZOはオーダーメイドリングを専門にしていますが、製作には3〜4ヶ月かかります。そのため皆さん、結婚式に間に合うように……と早めにご注文くださるのですが、近ごろでは結婚式よりも「入籍の日に間に合わせたいんです」というご要望が多くなってきました。

 

結婚式はもちろん、それ以上に入籍日にこだわり、大切にする。そうしたケースは確実に増えています。それとともに、結婚指輪の意味合いも、少しずつ変化しているように感じます。

 

 

■結婚指輪はいつから着ける?

「結婚指輪って、いつから着ければいいんですか?」

ときおりお客様から、こうした質問をいただくことがあります。

婚約指輪はプロポーズと同時に、結婚指輪は結婚式のときに──というのが一般的ですが、決まったルールがあるわけではありません。特に結婚指輪については人それぞれに考え方が違いますので「いつから着けるか」もまちまちです。

 

あるカップルは、結婚式の日を「その日」に選びます。用意した結婚指輪には挙式当日の日付を入れ、多くのゲストに見守られながら、新品のリングを交換し合うのです。結婚式というおごそかなセレモニーの中でも、ひときわ感動を覚えるシーンでしょう。

 

別のカップルは、入籍の日から結婚指輪を着けます。入籍すると、お二人は法的にも夫婦として認められることになりますから、婚姻届を出した日付を指輪に刻み、その日から着けるのです。

 

これは「どちらが正しい」というものではありません。お二人で相談して、どちらかに決めれば良いことです。ですが「入籍日から結婚指輪を着ける」となると、少々困った問題が出てきます。

 

すでにご覧いただいたように、近年ではほとんどの場合、入籍の手続きは結婚式の前に済ませます。そのため入籍日から結婚指輪を着けていると、結婚式の当日には、指にはめた指輪を一度外し、セレモニーの中であらためて着けなおす、ということになります。ゲストの方々は気づきませんが、お二人にとっては少々違和感を覚えるところでしょう。

 

「結婚式では、やはり新品のリングを交換したい……」こうしたご希望は新郎新婦ともに強いものです。一方、入籍日にこだわりを持つ方は年々増えており、それとともに「結婚指輪は入籍日から」というカップルも増えつつあります。

そうした方々のために、TANZOは新たな提案をしたいと思います。婚約指輪・結婚指輪に続く第三の指輪……「入籍指輪」です。

 

 

■入籍日のメモリアル「入籍指輪」

婚約の証として贈る婚約指輪、結婚したことを示す結婚指輪。いずれも人生の大切な一瞬を記念するものです。一方、入籍日を記念するアイテムは何もありません。そのため「結婚指輪は入籍日から」という、先ほどのお話につながっていくのです。

 

ですが入籍指輪があれば、そこで迷うことはありません。プロポーズのときに婚約指輪を贈り、入籍日には入籍指輪を、そして結婚式のときには結婚指輪を交換するのです。お二人にとって人生の節目となる3つのイベントそれぞれに、ふさわしいメモリアルが残ることになります。

 

「そんな……これ以上、高価な指輪なんか作る余裕はないよ」

そんな声が聞こえてきそうですね。ですがご心配には及びません。

 

TANZOのオーダーメイドシステムでは、本番の結婚指輪を作る前に、デザインや着け心地の確認のために、シルバーで仮の結婚指輪(サンプルリング)をお作りするのです。つまりこれが、私たちが提唱する「入籍指輪」となるのです。

 

TANZOフルオーダーメイド結婚指輪ご注文の方には、この入籍指輪には入籍日を刻印したうえで、お客様にプレゼントいたします。(basicフルオーダーご注文の方には通常価格1本5万円を1万円で特別製造) 婚姻届を出されたら、ぜひその瞬間からこの指輪をお使いください。結婚式を待つまでもなく、すでにおふたりは社会が認めた「ご夫婦」なのですから。

 

 

■入籍指輪誕生ストーリー

TANZOの結婚指輪オーダーメイドシステムでは、デザインが決定した後に作るシルバーのサンプルリングは、必要不可欠のものです。

 

これをある程度の期間、お客様に試着していただくことで、幅や厚みのバランスの問題、デザイン上の不具合などを、すべて洗い出すことができます。そしてそれらを反映するべく修整を加えていくことで、抜群の着け心地を実現できますし、この先の長い人生を一緒に過ごしていく指輪としてふさわしいかどうか、お客様にじっくり吟味していただくこともできます。

 

ですが、これほど役に立ってくれたサンプルリングも、いざ本番の指輪の製作が始まれば出番はなく、用済みとなってしまいます。

 

もちろん「もう不要だから」と、溶かしてしまうわけにはいきません。このサンプルリングがあるからこそ、抜群の着け心地と満足のいくデザインを兼ね備えた、素晴らしい結婚指輪を作ることができるのですから、作り手としては感謝の気持ちも少なからずあります。

 

そこで当初、私たちはこのサンプルリングに細いチェーンを通してペンダントにし、できあがった結婚指輪をお納めするときにお客様にサプライズとしてプレゼントしてきました。ささやかな演出ではありますが、皆さんパッと顔を明るくして喜んでくださったものです。

 

ですが、このリングは細かな調整を重ね、お客様の指にフィットするようにお作りしたもの。指輪として使っていただけるなら、それが何よりです。

「だったら、これを『入籍指輪』として使っていただいたらどうだろう?」

こうしたアイデアが持ち上がり、そこからTANZOの入籍指輪が誕生したのです。

 

 

■入籍指輪もTANZOクオリティ!

この入籍指輪は、もともとお客様に合わせてオーダーメイドで製造したものです。ですから幅や厚み、内甲丸など、基本的なデザインは本番の指輪と同一です。細かい彫刻や表面処理などは省略する場合もありますが、そこには「鍛造オーダーメイド」を専門とする、私たちTANZOの技術とセンスが凝縮しています。ことに着け心地の良さや違和感のなさ、着け外しのスムーズさは別格のものだと感じていただけることでしょう。

 

しかもこのサンプルリングも、熟練の職人が一つ一つハンマーで叩き、伸ばし、細かな調整をかけて整えて作り上げたものですから、その品質は折り紙付きのレベル。サンプルの水準をはるかに超えた、TANZOクオリティを誇ります。結婚指輪ともども、この高品質の仕上がりを、ぜひ体感していただきたいと思います。

 

 

■おふたりのご希望をかなえる入籍指輪

 

「入籍したらすぐに結婚指輪を着けたい。でも、結婚式には新品の指輪を使いたい」こんなわがままなご要望にも、TANZOの入籍指輪ならお応えすることができます。婚姻届を出したその日から入籍指輪を着けて二人の絆を確かめ合い、結婚式には光り輝く新品の結婚指輪を交換して、思いを新たにするのです。

 

TANZOの入籍指輪には入籍日の日付を刻印しますので、婚約指輪・結婚指輪とともに、お二人の記念日を記す確かな証となります。挙式の日はもちろん、入籍の日も大切にしたいカップルには、まさにぴったりでしょう。

また、結婚指輪と使い分ければ、おしゃれの幅も広がります。

デザインの段階から、結婚指輪との「重ねづけ」ができる形状にしておけば、「結婚指輪のみ」「結婚指輪+入籍指輪」という、見た目の変化を楽しむこともできます。婚約指輪と結婚指輪、さらにそこに入籍指輪が加わることで、おふたりの記念日を記憶しておくだけでなく、ファッションの楽しみも一気に広がっていくのです。