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ダイヤモンドが突然輝かなくなる? ~鍛造指輪のこだわり④ 5/9

2018年1月4日指輪

 

■ダイヤモンドは輝く場所と輝かない場所がある。

前項の「ダイヤモンドの輝き」にも関係しますが、ダイヤモンドを選ぶときには、指輪の形になっていない、裸石(ルース)の状態で見ることです。すでにリングになった石ですと、台座からの反射光によって、ダイヤモンドそのものの輝きを正しく見ることができません。

そしてもうひとつ、ダイヤモンドは蛍光灯の明かりで見るようにしてください。 ジュエリーショップでは貴金属や宝石の輝きを引き立てるため、白熱電球や強いスポットライトを使っているものです。そして店内を暗めにして、ダイヤモンドの輝きがよりいっそう際だつようにしているのが常です。多くのジュエリーショップがそうした店構えになっていますし、極端な強いスポットライトを当てている宝石店もあります。

ダイヤモンドや指輪は高額なものですから、それを扱う店舗には、それなりの雰囲気が必要です。ですがダイヤモンドを選ぶ際には、店内のスポットライトを避けて、必ず蛍光灯の明かりの下で見るようにしましょう。

電球やスポットライトは刺激が強く、それだけにダイヤモンドを実際以上に輝かしく見せることができるのです。
それに、先にお話ししたグレーダイヤモンドなどは、強い光の下ではまず見分けることができません。輝きに目がくらんでしまって、正しい評価ができなくなってしまうのです。そのため「お店で見たときはきれいだったのに、家で見たら全然違う……」ということになってしまいます。

ところが蛍光灯の明かりは違います。均質で穏やか、刺激が少ないために目にも優しく、色の偏りもありません。意地悪な言い方をすれば、ダイヤモンドが最も美しく見えないのが、蛍光灯の明かりなのです。そしてこの蛍光灯の下でこそ、ダイヤモンドの素顔を見ることができるのです。

良心的なジュエリーショップであれば、専用の小さなブースを用意しているところもあります。ブースの内側は白一色で、取りつけられた蛍光灯の明かりでダイヤモンドを見てみるのです。すると、ダイヤモンドの輝きがいかに照明によって変わるものかがよく判るでしょう。同時に、キラキラとした輝きで気づかなかったダイヤモンドの霞みや曇りにも、気づくかもしれません。

複数のダイヤモンドを同時に見てみると、その違いがさらにはっきりと判るでしょう。特にグレーダイヤモンドについては、蛍光灯の下でのチェックが必須だといえます。